水まんじゅうは明治時代に岐阜県大垣市で生まれたお饅頭です。
この水の都で生まれたお「水まんじゅう」の歴史を調べてみました。
大垣の「水まんじゅう」 おいしいさの誕生
岐阜県大垣市は「水の都」といわれる地下水に恵まれた土地であり、家庭でも野菜や果物を冷やす「井戸舟」と呼ばれる冷水層がありました。
これは、冷蔵庫の役割をするもので、夏に食べられる冷たいお菓子として水まんじゅうが誕生しました。
この井戸舟とは、湧き水をためる囲いです。
水まんじゅうは、大垣城の城門前に建つ老舗「餅惣」が起源とも言われています。
江戸時代末期の文久2(1862)年に創業した餅惣では、
3代目が大垣の名水にちなんで葛饅頭の製法に改良を加えて水まんじゅうを作ったとされています。
平成10(1998)年の「第23回 全国菓子大博覧会」では、餅惣の水まんじゅうが名誉総裁賞を受賞しています。
また、明治時代に入ると洋菓子の影響を受けて、透明度の高い寒天やくずを活用した水まんじゅうも登場し、
見た目の美しさや食感の楽しさから多くの人に愛されるようになりました。
現代の製菓技術の発展により、フルーツや抹茶などさまざまなフレーバーが追加され、日本の夏の味覚を彩り続けています。
考案者 | 上田文七 |
誕生時期 | 明治30年頃 |
主な材料 | 葛粉、蕨粉、片栗粉、小倉餡 |
類似料理 | 葛饅頭 |
水まんじゅうで有名な県はどこ?
岐阜県を代表する銘菓であります金蝶園饅頭は、「水の都」大垣の地下水をふんだんに使ってさらした餡を独特の製法による酒元種で包んだ郷土の代表銘菓です。
あっさりとした甘味と、ほんのりと酒の香りがするこの饅頭は、古来より人々の舌を魅了し、今もなお愛され続けています。
水饅頭の特徴はなに?
水まんじゅうは半透明の生地にこし餡が透けて見える冷たいおまんじゅうで、
ぷるんとした弾力と喉越しのいい食感が特徴です。
その秘密はくず粉をメインにわらび粉も混ぜて作られていることにあります。
できるだけ出来立ての食感を楽しんでもらうため、客の入りを見ながら、つど補充される水まんじゅう。
水まんじゅうはいつ頃食べられるの?
夏期限定の「水まんじゅう」(3月下旬~9月中旬) 古くから大垣地方は、豊かな地下水に恵まれ近年まで市内のあちこちで自噴水が湧き出ていました。
この清らかな名水によって明治初期に大垣の地で生まれたのが、水都大垣名物「水まんじゅう」。
今では、いろいろ水まんじゅうを楽しめる種類が増えていますね!
果実と水まんじゅうのジュレ
水まんじゅうの食べ方は?
冷たい氷水を入れたガラスの器などに、水まんじゅうを入れ、氷水といっしょにお召し上がりください。
さらに涼味が引き立ちます。
水まんじゅうの賞味期限はいつまで?
「常温で2週間」と賞味期限が長く、暑い中持って歩くことが多い手土産などでも安心できる上、冷蔵庫で冷やしておけば、お盆など、急な来客時にもお役に立ちます。
水まんじゅうの名前の由来は?
吉野葛とわらび粉で作られた生地を強火でじっくり炊き上げて仕上げる半透明の和菓子。
小さな型に流し込み、丸めたあんこを入れて冷やし固めます。
水まんじゅうの始まりは明治時代と言われ、
水の都と言われる岐阜県大垣市で冷たい井戸水で冷やしていたことからこの名前がつきました。
夏の和菓子の定番、水まんじゅう。
冷凍もできるので、沢山作ってもOK! 中身の餡を変えるだけで、いろいろなバリエーションが楽しめますよ!
トレハロースを入れると甘みを抑えてすっきりとした甘みに。
まとめ
水まんじゅうについて調べていると、日本で生まれてよかったと思いますね。
今では、手ごろにいろんなところで購入もできす。
また、手作りで楽しまれる方もいるようですね。
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