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決戦投票で逆転を果たし、石破茂元幹事長（無派閥）が高市早苗経済安全保障相を破り、第28代総裁に選ばれました。
石破氏と 高市氏 勝敗の分かれ目、そして石破茂元幹事長の勝利とは・・・
勝敗を左右したのは、何だったか？
退任する岸田文雄首相が率いる旧岸田派の支援だった。
引用元：朝日新聞
1回目に獲得した議員票は3位の46票で、75票の小泉進次郎氏、72票の高市氏には追い付いていませんでした。
しんな状況での巻き返しが起きた要因を朝日新聞で、考察記事がありました。
１つは、1回目で敗退した小泉氏や小泉氏を支援した菅義偉前首相らが石破氏を支持したこと。
もう1つは岸田首相の判断であった。
岸田首相は「高市さんでは政策が合わない」と周囲に語り、石破氏か小泉氏のいずれかに投票支持した模様でした。
石破氏は、岸田路線（成長と分配の好循環）の継承を名言。
そして、裏金事件問題の阿倍派に対極する石破氏への期待の現れともいえる結果になりました。
石破氏と 高市氏 勝敗の分かれ目は何だったか？
決選投票での得票は石破氏が215 （議員票189、都道府県連票26）、高市氏が194（議員票173、都道府県連票21）だった。両氏の議員票差は16。何が勝敗を分けたのか。
半分くらい腰かけていた女性初の首相の座
「高市氏の外交姿勢です。
特に“首相になった場合も靖国参拝を継続する”と主張した点が問題視されたと見ています。
実際そのように指摘する議員もいました。高市氏を支持する勢力にとって心強い訴えだったようですが、それによって票が逃げ、半分くらい腰かけていた女性初の首相の座からも滑り落ちてしまった格好です」（同）
祖国のために心ならずも戦地に赴き亡くなった方々に心からの哀悼を捧げ、平和に感謝すること自体、何ら批判や非難、干渉を受けるいわれはない。そもそも内政の問題であり、また日本には信教の自由もある。が、一方で正論を通して突っ走った場合のマイナスを考えるのもまたトップの責務だという考える向きがいるのも事実だろう。
靖国問題よりも物価や賃金のほうが主な関心だという国民は少なくない。
「そうですね。高市氏への投票を回避し、石破氏に投票した議員にとって、今回の靖国参拝発言を通じて、高市氏に“融通のきかなさ”“バランスの悪さ”を見た可能性もありそうです」（同）
靖国参拝についてのアピールが大きく影響したこととされています。
今、やはり、訴えかけるべきは経済強化になるということでしょう。
今回の勝敗の原因についてのヤフコメは・・・
靖国神社参拝は戦争犠牲者を弔う趣旨であり一向に構わないと思います。
ただ、経済を二次的問題と考え価値観と国の威信を上位に置くと失敗します。
いろいろな分析がありますが、この記事の通り、女性と言う追い風がありながらも、自ら失速してしまったような感じがあります。
推薦人の裏金議員の問題も本人は知らないと言う説明にも無理がありましたし、
総理大臣に行っても、靖国神社に行くと言うのは安倍さん以上に踏み込んで発言で、
今の国際情勢には似合いません。
裏金議員も統一教会問題もそのままでこれまでの自民党のままと言うイメージがすごいです。
女性での目新しさと言うのもなく、これまでの自民党と言う看板を背負った感じで
、この人に応援に来られたら、選挙に負けると思った議員も多かったと思いますね。
しかも、とどめを刺したのが、あの5分間のスピーチで公明党にまで言及して、一体何が言いたかったのかわからないスピーチでした。
この人はスピーチはうまいけど、なぜかあのスピーチだけは、時間を大幅にオーバーして言いたいこともまとまってなかったですね。
何よりも高市氏にとって不安要因となったのは「外交」に間違いないと思います。
確かに靖国は内政問題と言う認識もありますが、
現状の高市氏の論理のままであれば他国との摩擦を生むのは分かり切ったこと。
また防衛に関しても右派強硬派の高市氏の姿勢では紛争を起こしかねないことも危惧されたと思います。
不満だらけの「遺憾砲」を打ち続ける日本だが、紛争は避けなばなりません。
勢いだけで外交をやられたら、外交で問題を生じるのは当たり前です。
さらに「総裁の座」から滑り落ちた原因として考えられるのが、安倍派の裏金脱税議員13人からの推薦だと思います。高市氏は13人の裏金脱税議員を許したのでしょうが、このことを国民は見ていました。
まとめ
石破氏は、岸田路線の継承を受けて逆転を果たしました。
そして、高市氏は外交姿勢、阿倍路線継承に躓いた。
石破氏も出足としては支持率が決して高いとは言えないニュースも出ています。
国民を大切にしていただけるようにお願いしたいですね。
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