回想法、認知症、 紙芝居、どのような繋がりがあるのか。

介護職の日記

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介護職員は、仕事上で日々、認知症の方への理解が求められます。

認知症は、脳の知的機能の低下によって生活障害が起きている状態です。

昨年には認知症の方への介護職の理解を深めるための研修を受講しました。

認知症を学ぶことの大切さ

認知症の原因となる病気は70種類ぐらいはあるそうです。

また、認知症は一次的要因(病気によるもの)と脳以外の原因の二次的要因があります。

二次的要因の例としては、引越しや、入院、定年、ケガ、家族の死などがあげられます。

そして、一次的要因と二次的要因とが関与し合います。

そんな、複雑な認知症を介護職が知る、学ぶことは介護をする人にとっては大事なことです。

認知症の治療も日々、研究が進められています。

ですが、介護職にできることは、認知症の方の世界を理解して、安心できる環境を提供することが求められています。

昨年は認知症ケアの研修の一環として、紙芝居を通じて、認知症の方へのレクリエーションについての研修に参加しました。

紙芝居を通じて、回想法という方法でのレクリエーションの魅力についてのお話でした。

私は転職で介護施設で働くことになりましたが、この介護の仕事をするまで、回想法という言葉も知りませんでした。

紙芝居を通じて昔の感動や喜びを思い出すことで他人とのコミュニケーション意欲につながるメリットがあるようです。

そして、それは、生活意欲にも繋がるということで、認知症ケアとなるようです。

また、さらに、紙芝居を聞くことで集中力や脳の活性化が期待できることも大きいです。

研修を受けての感想

今回の研修の介護紙芝居は利用者の参加型のもので、昔の思い出を語り合いながら楽しい時間を過ごす回想法により、お互いの親しみが増し、精神的に安定する認知症の方にも有効なレクリエーションでした。

これからの、介護職は認知症の方へもその人の人格を尊重する、自立を支援することが求められています。

また、今回の研修への参加にあたり、認知症に関する本も読むことがありました。

そこには、認知症には、原則があるということが説明されていました。

たとえ絶対的な事実があったとしても、本人の記憶になければ、それは絶対的な事実ではないんです。

本人が思い込んだことこそが絶対的な事実・・・

これが原則です。

状況としては、本人が生きている世界が昔になっているとか、色々あるわけです。

その世界に主人公、つまり本人がいる。・・・

それに上手に合わせてあげるのが一番穏やかになる・・・。

引用元:みんなの認知症(成美文庫)


その方たちの世界を理解しょうとすることから介護は始まるといえます。

まとめ


介護の仕事を通じて、人は年齢を重ね、老いていくことは、人としてマイナス的な考えや、どんどん理解が出来なくなることのように感じます。


しかし、私たちは、今、ここに生きていることを意識することで、出来なくなったことを悪くとらえることではなく、

その方が、どんな世界で生きておられるかを想像し、理解していくことが、大きな介護を担う役割であることを学びました。

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