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腰痛予防対策として研修をうけましたが、私たち介護職は、たびたび多くのい研修を受けることになります。
そして、学ぶことは本当にい昔から大切なポイントは変わらないと思うのですが、改めて復習を兼ねて、個人的に介護技術に関する書籍を読んで復習してみました。
今回、復習で読んでみたテキストは中央法規「利用者にも介助者にも安心・快適な介護技術」(髙山彰彦氏著)のものを読み返してみました。
復習のテキストから学び直したこと
人間本来の動きを大切にする
本書によりますと、ボディメカニクスを意識した介護技術では、次の点が強調されていることが紹介されています。
①利用者と介助者の身体を密着させる
②利用者の身体をしっかり抱える(利用者には、介護者につかまってもらう)
③介助者は膝を曲げ、しっかり腰を落とす
しかし、これらの留意点を守っていても腰痛を起こす介護職は出てくることがあります。
復習からの確認ポイント
結論は、「人が荷物を担ぐときのボディメカニクス」の応用になってしまっているからと解説されていました。
本書によりますと、
実際には、自らの体重に近い重さがあり、複雑な形をしている利用者の身体を「荷物」と同様の理論で持ち上げ、動かすことには無理があります。
また、介助者がどんなに丁寧に扱っても、利用者自身の体重は重力として自らの身体に負荷を与えます。
したがって、持ち上げる瞬間や着地する瞬間には、介助者はその負担に耐えられず、反動や衝撃を利用者に与えてしまうことになります。
介護技術の良し悪しの評価基準は、あくまでも利用者の「快適性」であることを忘れないようにしましょう。
このような背景から、
「自立支援」が協調されるのにもかかわらず、利用者自身の力が活かされる場面が少ないんは、「荷物のように扱われる」介護技術に原因の1つがあるのかも知れないとされています。
また、介護技術の評価基準が、利用者の安心感や快適性ではなく、介助者の負担に注目されているからではないかとありました。
よって、利用者の「快適な介護を受ける権利」を守り、「利用者の潜在能力まで活用し、利用者が、主体となって介護を活用する」ためには、「人間の本来の動き」から学ぶことの大切さだということになります。
介護技術研修では、「利用者体験」をすることが重要です。
研修の際は、「介助者」がスムーズにできたか、負担が少なかったかということを重要視しがちですが、実際には、モデル体験をしたときに、快適であったか、負担が少なかったかが重要であり、負担が少なく、快適な技術が「正しい方法」ということができます。
まとめ
今回のテキストの読み返しから学んだ視点は、
「寄り添う」ということ
これは、今回、復習で読んでいた中にコラムとして、掲載されていた内容です。
このコラムの内容は直接、移乗技術には、関係していませんが、やはり、介護で携わるときの利用者さんとの気持ちの中で「寄り添う」ということの気持ちは共通しているのではとの思いになりました。
このコラムでは、利用者Aさんと介護職員Bさんとのやりとりです。
Aさん:ここのスタッフは、わしに頑張れ頑張れという。障害者が健常者から頑張れと言われたらどう感じるか知っているか。
Bさん:・・・。
Aさん:健常者から頑張れと言われたら障害者は、「ああ、この人は自分の側には永久に立ってくれへん人や」と思う。結局、他人事やろ。
このコラムでは、そんなやりとりが紹介されていました。
このお話は結局、移乗時には、介助側がいかに楽に安全に行えるかだけに気をとられては、いけないことに繋がっていると感じました。
やはり、移乗を介助をされる側にも寄り添うことが福祉のプロであることです。
単にモノを運ぶテクニックというもことではないのですね。
「寄り添う」ことの気持ちの大切さを学ぶコラムでした。
また、このような、福祉のお仕事では、日常の中で本当に学びが多いお仕事の1つです。
もし介護のお仕事や考え方にご興味を持たれた方がおられましたら、ぜひ、介護のお仕事にチャレンジしていただければ、幸いです。

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