(この記事は2025年6月5日に更新されています)
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はじめに
私は25年間、地方の小さな卸売販売会社で営業職として働いてきました。
新人研修もなく、上司に同行しながら見て覚える、いわゆる“昭和的なスタイル”で経験を積んできました。
長く勤めていると、得意先からは顔なじみになり、営業としての立ち回りも板についてきました。
けれど、もともと社交的ではない私にとって、営業という仕事は実はずっと“苦手なフィールド”でもありました。
そんな私も、子どもの独立を機に「もう無理して営業を続けなくてもいいのでは?」と思えるようになり、53歳で転職を決意。
そこで出会ったのが、介護の仕事でした。
そして今、介護職として働く日々の中で感じているのは——
「これは、人生そのものを学ぶ仕事だ」ということ。
今回は、営業職から介護職に転職して実感した“介護職のメリット”について、私の社会人経験を踏まえながらご紹介したいと思います。

介護職のメリットとは?
1. コミュニケーションスキルを体系的に学べる
営業職時代、私は常に“対人関係”に悩んでいました。
社交的な性格ではなかったため、人と接することそのものが大きなストレスだったのです。
しかし、介護職の研修や資格取得の勉強を通じて、「対人スキル=学べるもの」であると知り、衝撃を受けました。
特に印象的だったのが、【イーガンのSOLER】というコミュニケーション技法。
これは、相手に安心感を与え、信頼関係を築くための基本的な姿勢を示したもので、たとえば:
- S:相手の方向に体を向ける
- O:開かれた姿勢をとる(腕や足を組まない)
- L:前かがみで関心を示す
- E:アイコンタクトを取る
- R:リラックスして構える

こうしたスキルは、営業の現場でも必要不可欠なものですが、当時の私は体系的に学ぶことはありませんでした。
今では、利用者様との関係構築の中で、このような基本を自然に意識できるようになり、人と関わることへの恐怖心が少しずつ減ってきています。
2. 自己理解が深まる「学びの連続」
介護の仕事では、日々の関わりの中で、自分自身の課題が浮き彫りになります。
「なぜ自分は今、イライラしたのか」「なぜ伝わらなかったのか」――そうした小さな問いを振り返り、少しずつ対応を改善していく。
これは、まさに自己成長の連続です。
介護の現場では、研修や資格取得の過程で、こうした内省力や人との関わり方を実践的に学べる環境が整っています。
営業職時代に苦しんでいた“何が足りないのか分からない”という状態から、ようやく抜け出せたと感じています。
もし、何が足りないのか分からないまま日々を過ごしていたら、どうなるのでしょうか。
気づかないうちに自信を失い、自分の強みや役割が見えなくなってしまうことがあります。
仕事でも人間関係でも、「なぜうまくいかないのか」が分からない状態が続くと、頑張っているのに報われない、というつらさに繋がってしまいます。

実際、私自身も営業職として働いていた頃、同じような感覚に悩まされていました。
上司からの注意や、お客様とのすれ違いに対して、「なぜ自分だけがうまくいかないのか」と、ただもやもやするばかり。
何が悪かったのかを考える力、つまり“内省力”が足りなかったのだと、後になってようやく気づいたのです。
もしあのまま、反省の仕方や振り返りの視点を持てないままだったら、きっと仕事だけでなく、家庭やプライベートでも同じように壁にぶつかり続けていたと思います。
だからこそ、今の介護の仕事で「人との関わり方」や「自分を見つめ直す方法」を学べたことは、私にとってとても大きな転機でした。
気づきや学びの機会があるかないかは、その後の人生の過ごし方に大きく影響します。
悩みを抱えたまま時間だけが過ぎていくのではなく、一歩踏み出して自分を知るきっかけを持つことが、本当の意味での“前向きな変化”に繋がるのだと、今は心から感じています。

長年の社会経験から言えることとは?
私は53歳まで、25年以上一つの会社で働いてきました。
けれど、いざその会社を離れてみると、営業で培ってきたスキル――たとえば、商品知識や得意先との関係――は、意外にも“生活にはあまり役に立たない”ものでした。
一方、介護の仕事で得た知識や経験は、まさに日常生活と直結しています。
- 親の介護に必要な知識
- 年配者との接し方
- 健康や福祉制度の基礎知識

そして何より、「人を思いやる姿勢」を日々の仕事を通して自然と身に付けることができます。
資格取得に向けた勉強では、人間関係や心理学、法制度、介護技術など、多岐にわたる知識を学びます。
そのすべてが、今後の人生で必ず役立つ“財産”になると実感しています。

そして何よりも私が心から実感しているのは、「人を思いやる姿勢」が、毎日の仕事を通して自然と身についてくるということです。
これは頭で理解するものではなく、現場での一つひとつの関わりを通じて、少しずつ心に染み込んでくる感覚です。
介護の仕事をはじめるにあたっては、資格取得に向けた勉強も必要ですが、学ぶ内容は決して堅苦しいものばかりではありません。
たとえば、人間関係の築き方、心理的な配慮、福祉に関する法律、そして身体介護の技術まで…
学ぶことのすべてが「人と関わる力」へと繋がっています。
これらの知識やスキルは、単なる仕事のためだけではなく、これからの人生そのものに役立つ“財産”になります。
家族との関係、友人とのつながり、自分自身のこれからの老後…
どれにも活かせることばかりです。
学びを通して、「人との関わりって、こんなにも奥深くてあたたかいものなんだ」と感じる瞬間がたくさんあります。
毎日が新しい発見の連続で、「もっと知りたい」「もっと成長したい」と思わせてくれるのが、介護の世界の魅力です。
経験や年齢に関係なく、一歩踏み出せば、自分の中の優しさや可能性にきっと出会えます。
そんな“自分再発見の旅”としても、介護の仕事は本当におすすめです。

まとめ|“介護職は人生の学びの場”
この記事では、営業職から介護職に転職した私自身の体験をもとに、「介護職に就くメリット」についてお伝えしました。
もちろん、介護の仕事は決して楽なものではありません。
しかし、そこには“自分と向き合う学び”と“人と関わる豊かさ”があります。
もし今、やりたい仕事が見つからない方、これからの人生に不安を抱えている方がいらっしゃれば、
介護という選択肢を一度考えてみていただきたいと思います。
あなたの一歩を応援します
介護職を目指すにあたって、最初は「自分にできるのだろうか」と不安になるかもしれません。
ですが今は、未経験からでも丁寧に教えてくれる施設や、働きながら資格取得を支援してくれる職場もたくさんあります。
まずは、自分に合った職場環境を見つけることが第一歩です。
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ぜひ、ご自身に合った環境で、新しい一歩を踏み出してみてください。
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介護の現場で感じたことや、50代からの転職・人生の歩み方について、日々の気づきをブログに綴っています。
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