小林製薬の「糸ようじ」が日本歯科医師会の推薦が取り消されその表示を削除するために一時休止となりました。
じつは、この小林製薬の「糸ようじ」は、
歯間ブラシとしての商品が、
歯科医師会の推薦製品となったのは
小林薬品が初めてでした。（2019年1月29日現在）
しかし、今回の騒動で、
小林製薬の業績が落ち込み、小林製薬の会社が倒産する可能性があるのか？
そんな心配の声が上がっています。
現実的な噂なのか？
そして、その日本歯科医師会の推薦とはどんな商品に与えられるのか？
そんな疑問を調べてみました。
小林製薬が倒産の可能性？
小林製薬は13日、「糸ようじ」など3製品の販売を一時休止すると発表した。
日本歯科医師会からの推薦が取り消されたのを受けて、
製品パッケージの表記などを見直す。新たな製品パッケージなど準備が整い次第、販売を再開する。・・・
小林製薬は10月上旬をめどに返品の受け付けを始める。
「製品は従前どおり安全に使用できる」（小林製薬）としつつも、歯科医師会からの推薦を理由に購入した顧客などからの返品を想定する。
2024年12月期の業績に与える影響については精査中という。
一時販売休止の対象となった商品の23年12月期の売上高は47億円だった。
ヤフーファイナンスの小林製薬の株式の状況は
会社予想減益、アナリスト予想も弱気などを発表しています。
ネットでは、こんなコメントも・・・。
小林製薬潰しだね
政府は株価を落として、アメリカの法人に買取りさせる計画みたいだよ。
小林製薬だけアメリカに株売ってないから献金もしてないみたいなんだよね
紅麹もトラップみたい あまりにもしつこい検査で原因は不明。
本当は解ってるけどね
正しい事をしてると潰しにかかられる世の中だから。
これからきっと膨大な金額の賠償金を支払わなければならないですし、
商品の売上も激減するでしょうし、
株主からも見放されてもう終わりでしょうね。
今この会社に将来性があると判断する人はほとんどいないのでは？
株価が下がっても仕方ないと思います。
歯科医師会の推薦取り消しはなぜ？
小林製薬の「やわらか歯間ブラシ」「糸ようじ」「ピースクリン」 小林製薬HPより
小林製薬の「糸ようじ」と「やわらか歯間ブラシ」、「ピースクリン」が「日本歯科医師会」の推薦を取り消されました。
小林製薬は、製品パッケージなどで、「日本歯科医師会推薦」と記していた表示を取りやめるとともに、対象商品の販売を一時休止すると発表しています。
推薦を取り消された理由について小林製薬は、
「製品そのものの性能ではなく、紅麹サプリによる健康被害問題を受けて、
推薦に値する企業ではないと判断した」といった説明を日本歯科医師会から受けたということです。
また、「糸ようじ」などの推薦を取り消した理由について、
日本歯科医師会は関西テレビの取材に対し、
「ことし3月公表の死亡事例など、紅麹関連製品による被害の発生原因の検証とその対策などが完了しておらず、
企業としての製造工程の安全管理の観点から、
歯科衛生製品などの推薦に関する審査基準『安心・安全に使用できるものであること』
と『原料の調達、製造設備、製造工程、製造技術などが信頼されるものであること』を満たしていないと判断したため」
と回答しました。
日本歯科医師会とはどんな団体？
日本歯科医師会は、明治36年に創立された歴史ある団体。
現在約6万5千人の会員が加入しており、歯科医師向けのセミナーを開催したり、治療や経営に必要なガイドブックなどを提供したりしています。
日本歯科医師会 公式HPへまた、口腔内から日本国民の健康を守るために、一般の方を対象としたさまざまな取り組みも行っています。
詳細はこちら
そのような中、歯科衛生製品の推薦が平成25年にスタートしています。一般消費者からの信頼の確保や質の向上、流通の促進を目的として付与しているのだそう。
日本歯科医師会の推薦製品とは？
前提として、推薦の対象は国内で一般的に販売されている歯科衛生製品である必要があります。
申請の費用は無料。申請を希望する製品と必要書類を日本歯科医師会に提出し、審査に通過すれば、「日本歯科医師会推薦製品」になります。
審査は以下の基準を元に、理事会で行われます。
（参照：公益社団法人日本歯科医師会 歯科衛生製品等の推薦に関する審査基準）
日本歯科医師会 推薦基準とは？
- 公衆衛生の向上に寄与するものであること
- 歯科保健・歯科医療の発展及び普及に寄与するものであること
- 安心・安全に使用できるものであること
- 原料の調達、製造設備、製造工程、製造技術等が信頼されるものであること
- 包装等が適正であること
- 歯科医学に基づいたものであること
- 社会的評価基準（厚生労働省認可等）を満たしているものであること
- 使用するにあたり媒体が一般的であり、メインテナンス等に問題がないものであること
- 消毒滅菌が必要な場合は、その措置に対し耐久性が確立されているもので あること
- 価格が妥当であること
- 相当の普及実績があるもの、または普及が期待できるものであること
- 関係法規に違反する恐れのないもの
- その他、歯科保健に関わるもの
https://career.whitecross.co.jp/dstyle/list/news/892
推薦商品にはどんなものがある？
現在認定されている製品を大きく分類すると、歯ブラシ、ガムなどの食品、試験剤の3つに分けられます。
もっとも古くから認定されている製品は、パナソニックの音波振動歯ブラシドルツ。
ドルツは歯科医師が推奨する“ヨコ磨き”ができる唯一の電動歯ブラシで、歯周病ケアまで考えられているのだそう。
引用：https://panasonic.jp/teeth/
https://career.whitecross.co.jp/dstyle/list/news/892
（再審査及び推薦の取り消し等）
第 13 条 推薦を付与した歯科衛生製品等に対して、必要に応じ、本会の判断で、
再審査を行うことができる。
２ 再審査において当該歯科衛生製品等が第４条に定める要件を満たさないこ
とが判明したときは、当該歯科衛生製品等の推薦を取り消し、その旨を申請者
に対し歯科衛生製品等推薦取り消し通知書（第７号様式）でもって通知すると
ともに、本会ウェブサイト等で開示する。
３ 前項の規定により歯科衛生製品等の推薦を取り消されたときは、申請者は直
ちに、当該歯科衛生製品等の歯科保健製品推薦決定書（第２号様式）または歯
科衛生製品等推薦更新決定通知書（第５号様式）を本会会長に返付するととも
に、当該歯科衛生製品等から、本会推薦の表記を削除しなければならない。
6
４ 推薦の取り消しに起因または関連して、申請者に何らかの費用や損害が発生
したとしても、本会は一切責任を負わない。
まとめ
今回の日本歯科医師会の推薦取り消しによる表示削除のため、
主力製品の販売が休止に追いやられています。
大幅な売り上げ減の想定や
企業のダメージが今後の企業の体力を奪われることが、
倒産の不安をよぎる原因になりました。
また、今回の小林製薬の商品の日本歯科医師会の推薦の取り消しについては
小林製薬の信頼性の問題か、
製品の安全性の問題なのか
が不明瞭なところに納得しない声が多く上がっています。
本当に紅麹問題のせいで取り消しだとしたら、ちょっと歯科医師会に対して疑問を感じる。 糸ようじの有効性などについて、誤解が広まる可能性もあるため、日本歯科医師会は適切な説明を行うべきだと思う。
別の記事では、紅麹の問題で推薦する企業に値しないから、推薦取りやめと書いてあったけど、実際はどうなのだろうか。 製品として推薦してたのに、突如取りやめするのは嫌な感じ。小林製薬は医師からいじめられてるね。
歯に良い商品だから商品に対して推薦したのではありませんかね。これでは商品よりも会社に対して推薦を出した様に思われますね。更に会社対しての推薦であれば、何か別の意図も感じますし、推薦を取り消すならばそれなりの理由は伝えるべきでしょう
日本歯科医師会の推薦取り消し発表内容として
令和 6 年 9 月 2 日
公益社団法人日本歯科医師会
小林製薬株式会社の製品に対する推薦の取り消しについて
令和 6 年 8 月 29 日開催の第 19 回理事会において、小林製薬株式会社の製品
に対する日本歯科医師会推薦を取り消しましたので報告いたします。
※令和6年8月29日推薦取消
小林製薬株式会社 （やわらか歯間ブラシ）
SSSS-SSサイズ20本（JAN4987072051290）
SSS-Sサイズ20本（JAN4987072025581）
SSS-Sサイズ40本（JAN4987072038536）
SS-Mサイズ20本（JAN4987072071298）
SS-Mサイズ40本（JAN4987072061725）
M-LLサイズ20本（JAN4987072082041）
L字カーブSSS-Sサイズ20本（JAN4987072060100）
（糸ようじ）
20本卓上容器入（JAN4987072510063）
30本入（JAN0000049860238）
60本入（JAN4987072025895）
スルッと入るタイプ60本入（JAN4987072042779）
スルッと入るタイプY字型18本入（JAN4987072032107）https://www.jda.or.jp/recommend
コメント