複数男児による性的加害行為、学校側の不適切な対応の問題。

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神奈川県茅ケ崎の市立小学校で、複数男児による性的加害行為の事件がありました。

そして、今回の事件により学校側の対応に不信感を募らせる事態になっています。

この記事では

  • 複数男児とはどのような生徒だったか
  • 犯行が起きた学校の対応について
  • 今後の対策について
  • 今回の事件で学ぶこと

そんな内容を記事にしています。

複数男児とはどのような生徒だったのか

今回の事件では加害者の複数男児については、当然、小学生でもあり、情報は出ていないよに思います。

ただ、性的加害者としての過去のデーターからどのような心や感情を持ち合わせているのか、そんな情報をまとめてみました。

そして、犯罪のリスクの要因として反社会的パーソナリティが挙げられています。

もちろん、初めての犯行でなければ、犯罪歴も調べてみる必要があります。

交友関係や、家族関係なども調べてみることが望ましいです。

反社会的パーソナリティとは
◦情緒的特徴
◦ 冷酷性
◦ 残忍性
◦ 共感性の欠如
◦ 良心の呵責の欠如
◦行動的特徴
◦ 社会規範の軽視
◦ 衝動性
◦ 無責任性
◦ 虚偽性
◦認知的特徴
◦ 社会規範の軽視
◦ 暴力を容認する価値観
◦ 敵意帰属バイアス
◦ 反社会的認知のゆがみ

https://www.moj.go.jp/content/001324318.pdf

段階的な犯行
◦ 一部ではあるが,軽微な犯行からエスカレートするケースがある
◦ より強い刺激や性的満足を求める
◦ 比較的軽微な行動で「練習」する
◦ 性的ファンタジーの反芻と強化
◦ アダルトサイト(暴力的性行動,小児ポルノなど)などで逸脱した性的
ファンタジーを強める
◦ 自分の犯行を頭のなかで反芻する
◦ アダルトサイト自体が危険だというより,元々犯罪傾向の高い者に対してリ
スクを増大させる
◦ 仲間集団がいるときはより危険(オンライン,オフライン)

被害者の選択
◦ 加害者は発覚をおそれ,加害行為を「成功」させるために被害者を選んでいる
◦ 衝動的に見知らぬ被害者に加害行為をするよりも,「関係性」の中での加害のほうが
多い
◦ 被害者の弱みに付け込む
◦ 身体障害者,知的障害者
◦ 未成年者(十分な判断力がない子ども,家出少女,SNS)
◦ 力関係,社会的立場(子ども,生徒,患者)
◦ 非暗示性の強い相手(マインドコントロール)
◦ おとなしそうな相手(抵抗できない)
◦ 性風俗従事者(金を払っているのだから,こんな仕事をしているのだから)
◦ そもそも被害者に同意ができなかったり,一見同意をしているものと見えるようなケース
もある

性犯罪の動機
◦単なる性的衝動だけというものは少なく,人によって多様である
◦最初は性的衝動
→ ストレス発散,スリル,背徳感,非日常感,疑似恋愛関係,
征服欲,自尊心の回復,収集欲
◦逸脱した性的衝動によるもの(パラフィリア)
◦ サディズム,小児性愛,フェティシズム,痴漢や盗撮

https://www.moj.go.jp/content/001324318.pdf

犯行が起きた学校の今後の対応について

保護者が学校側の対応に不信感を募らせている。

学校側は被害を認識しながら、その後の学校行事で女児と加害者を鉢合わせさせるなど配慮に欠く対応を重ね、

女児が心の傷を負う2次被害にも発展した。

児童間の性的被害が表面化するケースは珍しく、

性暴力問題に詳しい専門家は

「学校現場が被害者保護だけでなく、加害者指導にも責任を持たなければ再犯する恐れがある」と指摘している。 

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6513856 

この事件では、学校側の対応の不適切さも問題視されている。

被害女児に「トイレまで(加害者が)来るわけないだろう」と言った担任教諭の発言は、

女児の心の傷を深くしたとされる。

また、加害者と被害者を同じ学校行事に参加させるなど、

二次被害を招く対応が取られたことが明らかになった。

【複数男児 】小学生男児による女児への性的加害行為と学校の不適切対応 - トレンドサラダ
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対策への課題

11歳という年齢から刑事的に処罰することは難しいと説明され、児童相談所に通告し見守りの対象としてもらうことになったといいます。

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法的処罰への課題

問題の根幹にあるのは、未成年による性犯罪に対する法的な処罰の難しさである

加害者の6年生男児は法的には処罰対象外となり、転校などの措置しかできない。

一方で被害女児は心的外傷を負い、安心して学校に通えなくなるなどの影響を強く受けている。

このような事態に対し、法制度の改善や加害者への適切な教育的措置など、様々な対策が求められる。

事件の改善策・再発防止について

『学校で性暴力被害がおこったら』危機対応の手引き(ダウンロード/目次)
この手引き作成のきっかけとなったのは、性暴力被害者支援センター・ひょうごのホットラインへの、先生からのSOSで…
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学校における 児童生徒間の 性暴力

まとめ

今は、インターネットの普及により、簡単にいろんな情報にも触れることができます。

それは、性的な刺激を得るこのも多い反面、子供を教育する立場の側も、世界中の性教育の情報も手に入れることができます。

2次被害を防止するためにも、学校側でも、

事故防止ための勉強会や、もし事故が起きた場合の2次被害の防止を含めた被害者のケアの勉強、再発防止研修など、プロの教育者としての仕事に期待できればと思います。

参考資料として

学校における性教育の 実態調査報告書

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