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介護の仕事をされている方に限らず、仕事のやる気がしないという時もあります。
そして、そのときの感情で辞めたりしてしまうことは、とてももったいないことだと思います。
私は介護施設へ勤めていますので、介護現場の目線で解決策を解説していきたいと思います。
どのような仕事でも、楽しいと感じないとき、毎日が単に繰り返しで退屈なときには、仕事のやる気が出ないと感じます。
介護の現場でも同じことが言えます。
しかし、介護の現場では、そのようなことは大変、介護業界的にはマイナスなことです。
2025年には介護職が100万人以上足りないそうです。
なぜ、介護職は増えないのか、にもつながることになります。
その理由としては、介護の仕事の魅力がないからと言われることもあります。
でも、本当に魅力はないのでしょうか。
そんな私の体験ベースでも魅力を感じていることをご紹介してみたいと思います。
仕事のやる気が出ない!介護職は不足している!
山田浩平氏著 「介護現場のヒヤリ・ハットとクレーム対応」から引用させていただくと
「介護の仕事が魅力的だと思われていない」からと述べられています。
「あらゆる物事にはいろんな角度から見ること」これが大切です。
介護職としては仕事はつねに、排せつ介助、入浴介助などの介助の大変そうなイメージだけをすると、単なる肉体労働としか映らないことになっていきます。
ですが、いろんなことに共通していることですが、
自身が想像するマイナスなイメージの面にだけ目をむけると魅力はないとしか感じないかと思います。
あらゆる物事にはいろんな角度から見ることができます。
マイナスなイメージがある反対の面(プラスの面)にも目を向けてみることも、物事の見方には大切だと感じています。
このことは、たとえば、
「人生の終末期を迎える方の人生に、どのように寄り添うか。
そのことが、その方の人生にどれだけの価値を与え、どれだけ本人や家族に喜ばれるか。」
また、介護施設では、認知症の方も居られます。
その方へ認知症の方の笑顔に目を向けるのか、それとも認知症の問題行動に目を向けるのかでは、まったく違うということに気づかされます。
仕事のやる気が出ないとき、どこに目をむけるかで、違う見え方がする
小山恵子さん著「なぜ、回想療法が認知症に効くのか」よりご紹介させていただきますと
認知症の方のお世話をする中で、「意外と知られていないのが、「多幸感」が出てくる場合があるということです。認知職の方の中には、いつもにこにこしている方がいらっしゃいます。これはかなり症状が進行してからですが、なんだかとても幸せそうに見えます。周囲からは「かわいいおばあちゃん」ということで、人気になることも多いのです。
もっとも、認知症自体は相当進行していますから、失禁などは当然あるのですが、それを救うのは、認知症にみられるあの笑顔だと思います。・・・
ご家族が、この笑顔に目を向けるのか、それとも失禁などいわゆる認知症の問題行動に目を向けるのかで、認知症の親御さんとの生活風景はまったく違うものになるでしょう。」
仕事のやる気が出ないとき、出会いを通じての学びにも目を向けてみる
介護の現場で、利用者さんとの出会いにも学びや視点をプラスな面に方向を向けるだけで、まったく見えてくるものが違ってきます。
また、私たち介護職員との出会いからも気付きや、学びという視点(プラス面)を見ることで、多くの学びや気づきを得ることができます。
介護の現場で働く職員は、いろんな業種から転職してこられる方が多いです。
介護のお仕事を単なる三大介護(入浴、排泄、食事)だけをやらされているお仕事のように思ってしまうと、
なんだか、残念な感じがします。
そこに携わる介護職の人たちのことにも目を向けてみますと、これまでのお仕事の経験からいろんな考えや感じ方をされて仕事に取り組んでおられると思うのです。
そして、業務でわからないことを相談する時の内容や意見を聞いていると、
少しづつ、その人なりのやり方や優先順位などを目にすることがあります。
また、とても、丁寧でスピーディーなお仕事をされる方もおられます。
これは、その人の性格などもあるかと思いますが、
そのほか、これまでの経験から身につけられた感覚や能力であったりもします。
実際に、私の勤め先で働いている方というと、以前は、違う介護施設で働いてこられた方、ケアマネジャーをされていた方、一般企業で事務職をされていて辞めてこられた方、製造業からこられた方、新卒でこられた方など、
本当にいろんな方がいろんなスキルをもってこられています。
そして、介護職を通じて、だんだん、その方の持ち味が出せるところに仕事がシフトしていくこともあります。
パソコンが得意な方は業務の管理やシフトの作成、新規入所される方の情報整理、介護の経験が豊かな方はスキルを教えあったり、人とコミュニケーション技術が優れている方はご利用者さんとの接し方が上手であったりしますので、いろんな視点で学べることも多いです。
趣味で工作が得意な方は、レクリエーションで利用者さんとの楽しい時間の過ごし方を提案してくださったり、
クリスマス会などの飾りつけをご利用者さんと楽しんだり、本当に自分自身の強みを出せるところは不得意な方のフォローをしていくような環境が自然とできていきます。
そんな介護職員の方のスキルを学んだ経緯や考え方を知ることは、
なぜ、そのような考え方をされているのかなどの発見が、私のような50代になりますと脳への刺激としても自分自身のためにも活用できたりもします。
ここで、大切なことは、人を批判したり、自分自身が絶対に正しいという考えや思いを抜きにして、
いろんなサンプルがあると捉えることが大切になると思います。
仕事のやる気が出ないとき、まとめ
どうしたら、みんながもっと介護の仕事に就いてくれるのでしょうか?
どうしたら、みんながもっと介護の仕事を続けてくれるでしょうか?
答えは、介護の仕事を魅力あるものにしていくことだと思います。
では、どうすれば、介護の仕事が魅力のあるものになるのでしょうか。
答えはいろいろあると思いますが、その一つは、介護に携わる介護職が「いきいきと働くこと」だと・・・
このように、山田浩平氏 全国介護共栄会・事務局長は、著書「介護現場のヒヤリ・ハットとクレーム対応」で書かれています。
介護のお仕事に限らず、イレギュラーなことがあり、その日は時間に追われて大変、忙しいかったという日も当然、あります。
しかし、そんな日ばかりではありません。
こんなエピソードがありました。
こんなエピソードがありました。
先日も私は、夜の巡回で、利用者さんの居室を回っていると、普段は、車いすで過ごされているおばあちゃんですが、居室のカーテンを夜なのに、開けて巡回の職員を待っておられたのです。
そして、カーテンの開いた窓に指をさされていたので、カーテンを閉めて欲しいのかと近づくと、そのおばあちゃんは、手招きするのです。
そしてその方の側に膝をついてお話を伺うと
「昨夜はとても、綺麗な、お月さまでした。今日はあなたと。
あなたと、一緒に見たくて待っていました」とお話くださいました。
夜のお月さまを見て、綺麗と思い、それを他の人とも共有したいと思う気持ちを持っておられることに、とても胸が熱くなりました。
このようなことが、今の時代でも経験できることは、介護でお仕事に携わっていたから、たまたま、そのような経験ができたのかも知れません。
ですが、これが、介護の世界の魅力のひとつだと思います。
そんな、仕事を通じての学びやご利用者さんとの出会いもある介護のお仕事は、人生を通じて良いお仕事のように感じています。
もし、何かを始めてみたい、お仕事を何か探している方、今も介護の仕事をしているが、辞めようと思われている方に、もう一度、介護のお仕事を検討していただいたり、見直していただければ幸いです。
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