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在宅では、家族で何とか、介護を自分たちの手で頑張りたい!
そんな風にできるところは、良いと思うのですが、やはり、365日休みがない介護ということを考えると
介護サービスを利用することは、とても有意義なことだと思います。
そんな現代の在宅介護の現状では、介護に疲れてしまうことも多くなっています。
そんなネット記事から、介護施設などを利用するメリットを考えてみたいと思います。
ネット記事は次のものです。
介護に疲れていませんか?「介護殺人」をおこさないために
太田差惠子介護・暮らしジャーナリスト
1/5(日) 7:30
年末年始は、家族での介護時間が長くなる傾向があります。
デイサービスやホームヘルプサービスが休みになる事業所もあり、
なかには、高齢者施設に入居中の家族を一時帰宅させた方もいるでしょう。
そんななか、「もっと、介護をがんばらなければ」と離職を検討している人もいるかもしれません。
しかし、介護に専念するほど、介護疲れやストレスはたまるケースも。
「介護殺人の報道を見聞きすることが増えた」と思っているのは筆者だけではないと思います。
他人事ではありません。最悪の事態を防ぐためのヒントとなる記事を紹介します。
ココがポイント
高齢者が(中略)、昨年度(令和5年度)家族や親族などによる虐待件数は1万7100件で93.8%を占め、27人が死亡
出典:NHKニュース 2024/12/28(土)被告人が自覚のないまま疲労や疲弊感を蓄積させ、解決のための選択肢を持ち合わせない中で、視野を狭くして、犯行に及んだ
出典:日テレNEWS NNN 2024/6/23(日)母から(中略)「楽にしてちょうだい、もう殺してちょうだい」と言われた。「うん、わかったよ。一緒に死のうか」と言いました
出典:FNNプライムオンライン 2024/12/28(土)仕事を辞めて介護に専念(中略)「介護離職前より、介護離職後の方が精神的・肉体的負担が増える」という調査結果があります
出典:朝日新聞リライフ 2024/2/26(月)エキスパートの補足・見解
「介護は、家族で何とかしなければ」と考えていませんか。
けれども、「何とかしなければ」と思うほど、視野が狭くなり、とんでもない方向にことが流れていくことがあります。
介護に専念しても、多くの場合、物事は好転せず、「孤立」や「負担増加」というリスクがあることを理解すべきです。
地元の地域包括支援センターやケアマネジャーなどの介護の専門家、医師などに、「辛いです」「苦しいです」と訴え、負担軽減の方策について相談を。
また、虐待を受けていると思われる高齢者を発見した場合(疑わしい場合も含む)も、地域包括支援センターに通報してください。高齢者を虐待などから守る「緊急一時保護」という制度もあります。
介護・暮らしジャーナリスト
京都市生まれ。1993年頃より老親介護の現場を取材。「遠距離介護」「高齢者住宅」「仕事と介護の両立」などの情報を発信。AFP(日本FP協会)の資格も持ち「介護とお金」にも詳しい。一方、1996年遠距離介護の情報交換場、NPO法人パオッコを立ち上げて子世代支援(~2023)。著書に『親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと 第3版』『高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本 第3版』(以上翔泳社)『遠距離介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)『知っトク介護 弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門第2版』(共著,KADOKAWA)など。
太田差惠子の書籍紹介
高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本 第3版著者:太田差惠子親の介護で共倒れしないために!
引用元:介護に疲れていませんか?「介護殺人」をおこさないために #専門家のまとめ(太田差惠子) – エキスパート – Yahoo!ニュース↗
【介護に疲れていませんか?】介護の社会化
介護が必要になる原因としては、加齢に伴う心身機能の低下、病気や障害、その他の要因が考えられます。
従来は、これらの介護を家族が担ってきましたが、家族の機能は時代とともに変化し、現状では、家族だけで介護を
担うことは難しく、フォーマル・サービスやインフォーマル・サービスを利用して生活する状況になっています。
介護用語辞典
フォーマルサービス
フォーマルケアともいいます。公的機関や専門職による制度に基づくサービスや支援のことで、具体的には、介護保険(介護予防)サービス、介護保険外の行政サービス、医療・保健サービス、地域包括支援センターや社会福祉協議会の支援、非営利団体(NPO)などの制度に基づくサービスなどが挙げられます。
介護保険制度発足以前は、社会福祉援助が行政の措置によるフォーマルサービスに限定されていましたが、その方らしい自立した生活の継続という視点に立つと、現在ではケアプラン(居宅サービス計画)にフォーマルサービスだけではなく、利用者本人や家族、地域などの支援(インフォーマルサービス)を取り入れていくことや、フォーマルサービスとインフォーマルサービスの一層の連携と協力が望まれています。
その理由としては、①婚姻率の低下や晩婚化による少子化が進み、家族に介護が必要になっても介護を担うことが難しくなったこと②女性の社会進出による家族機能の変化により、家事機能が分化したこと③高齢化が進み、生活の継続に他者の手が必要になったこと④医療技術の進歩により、要介護者の重度化、介護期間の長期化。介護者の高齢化、認知症高齢者の増加が進み、家族だけでは介護を担うことが難しくなり、介護を社会で担う必要性が高まってきたことなどがあげられます。
【介護に疲れていませんか?】高齢者虐待
高齢者の介護は全体としては状態が悪化していく傾向があり、また、認知症等の病気が加わると、認知機能の低下により生活全般に支障をきたし、介護の手間も増え、介護者の負担やストレスが増代することになります。
介護は24時間365日続くもので、終わりがみえない状況も加わり、なかなか休むことができず、精神的にも身体的にも負担が大きいといえます。
したがって、一生懸命になればなるほど、虐待の要因になりやすいともいえます。
介護は、人が人を支援することなので、利用者と介護者がお互いの感情を考慮しなければ、ズレが生じ、そのズレが少しずつ大きくなって虐待につながるおそれもあります。
介護者が困ったときに一人で抱え込むのではなく、気軽に相談できる場や介護者の資質向上を図るための場などの整備が必要です。
【介護に疲れていませんか?】専門性を支える知識と技術の必要性
介護をご家族で行われることは、本当に素晴らしいことです。
ですが、もし、介護のことで、時間や知識、その他、介護に関する悩みやストレスを解消しるためには、介護サービスや介護の施設をご利用をすることも選択肢に入れることは、とてもメリットがあります。
介護職の専門性について
私の勤める介護施設をはじめ、多くの介護施設では、介護を専門性の高い仕事をさせていただいています。
その介護職員は、「身体」と「こころ」の両面を支援するものです。
社会的な価値として考えるのであれば、単に身体の不自由な人に対して、「入浴、排せつ、食事その他の世話」をしていくことだけに意味を見いだす行為ではありません。
例えば、「身体」の面に関していえば、無理な姿勢や不必要な動きを強いることによって、利用者にけがをさせてしまうことが考えられます。
反対に、過度な安全重視や介護の効率性やスピード重視といったことのために、介護者が手を出しすぎてしまい、その結果、利用者の能力を低下させてしまうこともあります。
また、利用者の「こころ」の問題の側面にも配慮しなければなりません。
このような観点から介護に携わる者は日々、自己研鑽をかさね、新たな介護理念や知識・技術等を取り入れながら、充実・強化されるように教育環境が用意されています。
【介護に疲れていませんか?】幅広い知識・教養、想像力
「生活支援」における介護サービスの目的は、利用者のADL(日常生活動作)のみを向上させていくことではなく、QOL(人生の質)を高めていくことにあります。
人はそれぞれであり、高齢者を一律にとらえて考えることは望ましくありませんが、高齢者は、長い人生を過ごした後、いわば人生の総仕上げの時期を生きる人たちでもあります。
したがって、高齢者の生活支援に際しては、未来にばかり目を向けるのではなく、人生の歴史を共感的に理解し、そこから解決すべき課題を一緒に考えていく姿勢も求められます。
利用者を共感的に理解していくためには、介護をする側が想像力をはたらかせることが大切です。
したがいまして、介護職の専門性としては、豊かな感性だけではなく、幅広い知識や教養も求められます。
そのような、環境での介護に携わるのが介護職です。
まとめ
介護の悩みは大きな社会的な問題でもあります。
お住まいの市役所をはじめ、福祉の相談窓口は増えています。
介護保険の関係では「地域包括支援センター」という窓口もあります。
ぜひ、多くのサービスを参考にしていただき、介護する側も介護を受ける側も心身ともに健康を大切にしていただくことが大切でもあります。
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