新人の介護職員が仕事を覚えばかりの頃に、起こしがちな失敗とは?

介護職の日記

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この記事では、仕事を覚えたばかりの頃に、新人の介護職員が、つい、起こしがちな失敗したことを、私自身の経験から、日々の介護の勉強をしていく中で、気がついたことを書いています。

新人の介護職員が仕事を覚えばかりの頃、介護の仕事を作業として動いてしまう

覚えたことを早くこなせるようになれば、成長したような気持になります。

しかしそれは、作業としてしか捉えておらず、考えずに早くこなせる時間ばかりを気にして動いていた。

これは、介護現場で、作業として動いてしまっていたときに、

先輩の業務を観察していて、はじめて、自分がしていたことが、単純作業だったことに気づきました。

どのような仕事にも同じことが言えることがいえます。

素人ほど、表面しか日常の業務が見えていないことです。

新人の介護職員が仕事を覚えばかりの頃は、介護の仕事の中で介護の専門性を考えること

介護の現場では、みな、職員は利用者からしたら、みな介護のプロ(専門家)です。

ですので、日々行う仕事の内容は介護の専門性に特化していなければなりません。

介護に携わる者が目指す専門性とは、何か。

そんなことを意識して利用者に接することは、非常に学びを深めるキッカケになります。

ですので、素早くおむつ交換をしたり、短時間で何人もの食事介助ができたりするといったことはとても大切だけれど、本当の意味での「介護の専門性」になるのかは、少し違うのかも知れません。

介護職の者が利用者の行為を過剰に手伝うことは、

何となく、親切で喜ばれているように感じ、また、その方が早く行えるので、

気分的にも仕事をこなしている感じです。

しかし、これは、本来の介護の仕事ではなく、利用者の人格を尊重していることもなく、利用者の自立を尊重しているものでもないことがわかります。

そのために、利用者の残存能力を奪っていることにも繋がりかねないことに気づくことになります。

新人の介護職員が仕事を覚えばかりの頃の起こしがちな失敗とは?介護の仕事も答えはひとつではないことに気づきにくい

いつでも、どの利用者にも、自立支援の重要性を考えて、利用者様を放置のような仕事では、

虐待に繋がりかねないのが、難しいところです。

やはり、日々、ご利用者の体調を考えて、体調の変化に合わせて、ときには、お手伝いが必要な日があったり、続いたりするときもあると思います。

自立支援の大切なポイントは、ご利用者様を知ることにあります。

私たち介護職は、介護を受ける利用者様の個性やニーズ、要望を知ることで、その利用者様に合ったケアができます。

このことは、一番、基本であると同時に、一番、難しいことだと思います。

現に、私の勤める介護施設でも、頻繁にミーティングでは、出来ているとはいえないため、話し合いのテーマに出てきます。

ですので、利用者を見て仕事をしましょう、ということになります。

新人の介護職員が仕事を覚えばかりの頃の起こしがちな失敗とは?過剰な介護と自立支援の介護の違いが曖昧になる。

どちらも利用者を見て日々、適宜な対応が求められます。

このことについて、「これならわかる スッキリ図解 自立支援介護:森 剛士著」に載っていたページを引用します。

お世話型介護と、質の高い自立支援介護は対立するものではなく車の両輪のように利用者にとってどちらも必要なのです。「元気になれる利用者は介護職で元気にしましょう」ということなのです。
お世話型介護も、質の高い自立支援介護も両立するのが、「介護」なのです。お世話型介護の定義と主な例

日常生活に支援が必要な高齢者の活動を援助し、必要に応じた介助を提供する
・利用者の代わりに買い物に行ってあげる。
・掃除・選択をすべてやってあげる。
・食事介助を行う。
・入浴がうまくできない利用者にはおむつを装着して、おむつ交換等の排泄介助をする。

質の高い自立支援介護の定義と主な例
できる限り自身の力で生活できることを目指して、元気になれる利用者は介護職で元気にする。
・利用者と一緒に買い物に行く
・利用者に洗濯物をたたんでもらうなど、できることは自分でやってもらい、徐々にできることを増やしていく
・食事介助介助はせず、自分のペースで食べてもらう。
・入浴時も、体を洗うなど利用者利用者ができることは自分でやってもらう
・排泄がうまくできない利用者は、上げ下ろししやすいリハビリパンツにして、パンツの上げ下ろしは利用者自身にしてもらうなど、できることを徐々に増やしていくい。

お世話型の介護も必要。しかし元気になれる利用者には、質の高い自立支援介護を行って、自立支援・重度化防止を目指す。
どちらか一方ではなく、利用者の状況に合わせてどちらもできることが大切

まとめ

介護の仕事に限らず、自分中心のことをしていては、結局は自己満足になってしまうことに気が付きます。

相手を見る、観察をする、何を望んでいるかを知ろうとすることは、営業でも友人関係でも夫婦関係でもすべてに共通することだと思います。

そんな、学びを経験できるお仕事には介護のお仕事の魅力のひとつだと思います。

仕事を通じて、自分自身が成長し、スキル身に付けられることは素晴らしいと思います。

仕事には、どんな仕事にも魅力はあります。

ぜひ、もし何かを始めたいと思われている方には、学びの楽しさを感じれる日々を過ごしたていただきたいと思います。

そして、仕事を通じて、私たち介護職自身が、こころの成長を感じてもらえるお仕事だと思います!

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