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私は、25年以上、外回りの営業をしてきました。朝から夕方まで、営業車を乗り回して、1日に10件以上、法人、個人宅などを訪問してきました。
そして、午後6時ぐらいには、帰社して、事務的な仕事(伝票処理、発注処理、翌日の訪問準備など)を3時間程度してようやく退社するという毎日をほぼ、週6日していました。
そんなあるとき、介護の仕事に偶然、福祉施設へ介護職として転職をして、本当に自分自身は介護のお仕事に出会えて、良かったと感じている点をお伝えできればと思います。
新卒、転職でも介護の仕事につく魅力とは?
1.福祉施設では、そもそもサービス残業という発想がない。
私自身は営業の仕事を前職では25年以上してきました。
営業職を経験してきた立場から介護の仕事に就く魅力についてお伝えできればと思います。
まず、私が勤めてきた営業の仕事がどのようなものだったかをご紹介してみたいと思います。
日曜日や祭日なども、仕事の電話は当然のようにあります。もちろん、営業先のお客様の業種にもよりますが、私自身は福祉用具販売、レンタルをしていましたので、個人様は当然、土日は関係ありませんね。
また、福祉用具の営業先は法人様も多くおられました。
病院、老人ホームなどでした。
機械の故障など、メーカーでないと解決できないこともありますが、やはり、営業担当として、できる限りの誠意を尽くした対応が求められます。
年末年始など大型連休に限って、大きな機械が故障したりするものです。
今考えると、事前にそういった大型連休に入る前には、メーカーにメンテナンスをお願いするべきでした。
もちろん、メーカーのメンテナンスサービスが対応するとメンテナンス費用や出張費がかかることが多々あります。
ですので、ここは、どれだけ、普段からメーカーの営業担当と良い関係を作っておくか、費用が掛からない対策を相談しておくことが求められます。
また、営業の仕事をしていた頃は、平日のサービス残業は当たり前の生活でした。
始業の2時間以上前に出社すること(朝の残業)も、当前でした。
朝の訪問前には、事前に営業資料の準備や部署内のミーティングや営業会議、前日に連絡が取れなかったお客様への電話での問い合わせもあります。
ようやく、会議や事務処理を終えて、商品を営業車に積み込み、そして、営業先へと向かう毎日ですね。
今、思い出しても、大変な毎日だったと思います。
それが、約2年前に介護施設への仕事に転職してからは、本当にシフト勤務で、スタッフみんなが、バトンタッチのように業務を引き継いでいくので、自分が終わらせられないから、残業ということはなくなりました。
そして、自分の時間を持てるようになり、自分のために、やりたいこと、行きたいところへ行くなど、自由が増えました。
介護の仕事の魅力!介護の仕事のやりがい!新卒、転職でもおススメ!学びが多すぎる介護の世界!
2.学ぶことがすべて、人生そのもの、生きていく中でのものの見方や考え方、どうすれば、人はわかり合えるのか。
そのような人生の大きなテーマの学びが多いことです。
多くのサラリーマンの方は、営業の仕事をしていたり、なんらかの形で人と接する仕事をしている方が多いと思います。
日常生活では、決して切り離せない、人間関係。
そんな、日常の人間関係についても、介護の仕事を通じて、とても学びが多いことです。
私は、人と接することが得意な社交的な人間では、決してないです。介護施設に入所されている方にも私と同じように、いろんなタイプ(性格)の人がいます。
ふとした利用者さんとの会話から、想像していた人(まったく関心がもてない人)ではなかったなど、
毎日、仕事の中で発見があります。
実は、これが、ご利用者様を「知る」という大切なことなのですね。
このことについて、介護福祉士のテキストにも紹介されている箇所がありました。
「介護の仕事の本質的価値」より(中央法規:介護の基本Ⅰ新・介護福祉士養成講座)
介護の現場においては、立ち止まってしっかりと耳を傾ければ、利用者がさまざまなことを語ってくれているはずです。利用者主体とは、利用者の声に耳を傾けることからスタートします。
介護福祉士の仕事のなかでは、介護する側が利用者を励ましているつもりでも、実際には介護職が利用者に励まされ、教えられているという場面がたくさん生じます。介護福祉士の仕事のやりがいとは、実はそうした利用者と介護職との間の励ましや教えの豊かな豊かな意味に気づいていくことにあります。
また、利用者が何かができるようになっていくこと、何か新たな希望が湧いてくるようになることなどの喜びの感情も介護福祉士の仕事のなかでは大きな意義をもっています。・・・
日々の支援を通じ、利用者が、何かが「できる」ようになっていくこと、さまざまな可能性を広げていくことが、利用者の意欲をもった日々の生活の充実につながっていきます。そして、それが「希望」を持てる人生へとつながっていきます。まさに、その「喜び」や「希望」といった想いを共有することが、介護福祉士としてのやりがいでもあります。
認知症の症状の方でも、その方のお話を聞いていると、どのような人柄なのか、ふとした会話の内容から親しみを感じれたりすると、とても嬉しい瞬間になります。
まとめ
私は、介護の仕事に就くことで、今まで、自分の物事への考え方や、感じ方が、すべて主観的だったことに気づいたことも、介護の仕事に就けたことの喜びのひとつです。
たとえば、介護の仕事では、利用者さんへの介助を行ったこと、また、利用者さんのことで気づいたことがあると、介護記録を残します。
そのときに、大切なことは、観察したこと、気づいたことを客観的に事実だけを記録することが基本となります。
転職当初は、自分の観察して記録を残した文章をリーダーが見て、かなり私個人の主観的な感想とも思える文章が多かったことを、指摘されました。
「しんどそうなご様子で・・・」や「楽しそうな表情で・・・」みたいに、
私自身が感じたこと、個人的に印象に残ったことに基づいて書いたものは、
後に、記録を見返した時に、何の役にも立たない記録です。
そのとき、現場にいなかった他の職員がみても、情報として活かせるものでないと、ご利用者様への適切支援ができなくなります。
どんな状況で、なぜそうなのかがわかるように、事実をそのまま記録に残し、主観的な評価はいりませんね。
そう考えると、まったく根拠もない感想文の記録になっていました。
そして、少しづつですが、客観的な見方や記録するには5W1H(いつ、だれが、どこで、なぜ、なにを、どのように)という基本を改めて意識して記録する大切さを学び直しました。
この5W1Hを意識して物事を整理することは、自分自身を客観的に見ることができて、
自分自身の感情を整えることにも繋がります。
些細なことに腹が立つことや、自分自身のメンタルを振り返る中でも本当に冷静になれるスキルです。
そもそも「介護」とは、「介護職」とは、「介護職の仕事」とは・・・
そんな単純な疑問を調べるだけで、人生のスキルを学ぶことに繋がります。
もし、どんな仕事に就きたいかわからない、あるいは、転職をして生きがいを見つけたい方など迷われている方がおられましたら、
ぜひ、介護のお仕事に挑戦して人生の学びの楽しさを実感していただければ
生きがいや日々の新しい発見に出会えて、充実した人生を送るきっかけになると思います。
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