50代から転職を考えたときに介護の仕事を考えた人の理由は?

介護転職オススメ

介護の仕事を選ぶ人はどのような人が多いのでしょうか。

介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書によるアンケート調査の結果を見てみました。

介護の仕事を選ぶ志望動機について

介護の仕事を選んだ理由は

1位は、「働きがいのある仕事だと思ったから」42.3%

2位は、「資格・技能が活かせるから」29.5%

3位は、「人や社会の役に立ちたいから」27.4%

4位は、「今後もニーズが高まる仕事だから」26.6%

性別でみると、男女とも「働きがいのある仕事だと思ったから」となっています。

男女の内訳はというと



性別でみると、第 1 位は男女とも「働きがいのある仕事だと思ったから」となっています。

しかし、第 2位からは、男女の志望動機は違っていました。

男性では、

「今後もニーズが高まる仕事だから」、「人や社会の役に立ちたいから」、「資格・技能が活かせるから」となっています。

女性では、

「資格・技能が活かせるから」、「人や社会の役に立ちたいから、「今後もニーズが高まる仕事だから」の順になっています。

「介護・福祉・医療関係以外の仕事」は「身近な人の介護の経験から」、「身近に介護関係の仕事をしている人がいたから」「身近に介護関係介護関係の仕事をしている人がいたから」「介護の知識や技能が身につくから」が他の直前の種類よりも比率が多くなっている。

直前職の種類別では

これまでに勤務した職場の業種は「介護・福祉・医療関係以外の仕事」が61.7%で最も多くなっています。

「介護関係の仕事」は49.1%、「介護意外の福祉の仕事」は8.1%、「医療関係の仕事」は21.4%とあります。



勤め先を選んだ理由

1位「通勤が便利」が50.3%で半数以上を占めています。

2位「仕事の魅力ややりがいがあるため」32.6%

3位「職場の人間関係がよいため」31.4%

4位「残業が少ない、有給休暇をとりやすい、シフトがきつくないため」27.3%

性別でみると

1位は男女ともに「通勤が便利だから」であるが、女性は53.9%、男性は38.7%と女性の方が通勤を重視していることが窺えます。

年齢層別では、各層とも上位は全体とおおむね同一で

「通勤が便利だから」は45歳から70歳未満の層で半数を超えています。

「仕事の魅力ややりがいがあるため」は35歳から45歳未満の層を底に若年、高年に向かって伸びています。

1位は、「前職あり」は「通勤が便利だから」51.5%で、 「前職なし」は44.3%である。

介護の仕事に就職した経路・きっかけは

1位 「友人・知人からの紹介」35.3%

2位「ハローワーク」20.1%

3位「求人情報サイト」8.1%

4位「折込チラシ、新聞・雑誌の広告」5.2%

年齢層別では、「20~24歳」

1位「学校・養成施設等での進路指導」24.1%

「学校・養成施設等での進路指導」や「就職セミナー、職場実習やボランティア」は

年齢層が高くなるど比率が少なくなっている。

しかし、「施設・事業所からの就職の働きかけ」は年齢層が高くなるほど比率が多くなる傾向がみられる。

なお、「民間の職業紹介」や「求人情報サイト」はいずれも「25~29歳」がもっとも多くなっています。

この経年推移をみると、「求人情報サイト(求人・就職情報誌を含む)は増加傾向にあるのに対し、「ハローワーク」、「折込チラシ、新聞・雑誌の広告」は減少傾向にあります。

まだ、低水準にはあるものの「民間職業紹介」が増加傾向となっています。


介護福祉業界での受け入れ先の取り組み

スキルアップ研修

これまで受けた研修の中でスキルや知識の向上に役立った研修は、

1位は、「感染症」43.3%

2位「認知症の基礎的理解」42.9%と同水準である。

3位 「事故防止、安全対策(リスクマネジメント)39.5%

4位 「認知症ケア(対応方法)」37.8%

5位 「終末期ケア(ターミナルケア)22.3%


今後受けてみたいスキルアップ研修

1位「薬の知識」30.6%

2位「精神保健(こころのケア、精神障がい)26.6%

3位「終末期ケア(ターミナルケア)24.0%

4位「医学の基礎知識」22.5%





仕事のやりがい・働きがい

1位 「利用者の援助・支援や生活改善につながる」36.4%

2位 「福祉に貢献できる」28.0%

3位 「専門性が発揮できる」25.8%

4位 「仕事が楽しい」24.2%

5位 「己分が成長している実感がある」27.1%

年齢層別では、「己分が成長している実感がある」、「キャリアアップの機会がある」、「仕事が楽しい」、「法人(事業所)や上司からの働きぶりが評価される」、「期待される役割がある」、「目標にしたい先輩・同僚がいる」で若年層の割合が全体平均よりも多くなっている。

高齢層の割合が高いのは、「仕事が楽しい」等であった。

仕事の満足度について

仕事の満足度については、

「職業生活全体」では「満足」は8.6%、「満足」と「やや満足」の合計は23.7%であった。

「満足」が最も多いのは、

1位 「職場の人間関係・コミュニケーション」18.9%

2位 「仕事の内容・やりがい」18.1%

3位 「雇用の安定性」16.3%

4位 「労働時間・休日等の労働条件」15.8%

5位 「職場の環境」15.4%

現在の職場での勤続意向

1位 「今の事業所で働き続けたい」49.9%

2位 「わからない」26.1%

3位 「別の法人や企業などに転職したい」10.6%

4位 「今の法人内の別の事業所に転勤したい」2.1%

まとめ


介護の仕事を選ぶ理由について

  1. 介護の仕事を選ぶ志望動機について
  2. 直前職の種類別では
  3. 勤め先を選んだ理由
  4. 介護の仕事に就職した経路・きっかけは
  5. 介護福祉業界での受け入れ先の取り組み
    1. スキルアップ研修
    2. 今後受けてみたいスキルアップ研修
  6. 仕事のやりがい・働きがい
  7. 仕事の満足度について
  8. 現在の職場での勤続意向

実際に私自身は介護施設に勤めることになり1年以上が過ぎました。

以前は他業種でしたが、全くの実務経験がない中、働いてみて、この介護のお仕事で頑張られている方たちは、やりがいを感じているように思います。

むしろ、携わる職員自身がご利用者の方の必要とされていることが大きな介護のお仕事へのモチベーションになっていると思います。

ぜひ、ご検討されている方は、チャレンジされてみてはと思います。

今回は介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書をもとに、アンケートの数字を見てみました。

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